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第15話 2度目の依頼

Auteur: 米糠
last update Dernière mise à jour: 2025-12-30 07:03:26

 次の休みの日。

 学舎の制服ではなく、それぞれが私服にマントを羽織った五人は、冒険者ギルドの重たい扉を押し開けた。

 中は朝から活気に満ちていた。

 酒場兼食堂のスペースでは、既にジョッキを手にして騒ぐ冒険者たち。

 受付の前には依頼を受けようとする若い新人や、手柄話をまくしたてる中堅の者たちが列を作っている。

 掲示板の前には人だかりができ、紙の依頼票を剥がしては受付へ向かう冒険者の姿が絶えなかった。

「うわ……やっぱり朝は人が多いな」

 セリウスが肩をすくめながら呟く。

「ほら、あそこ! 掲示板!」

 リディアが人混みをかき分け、真っ先に掲示板の前に躍り出る。

 彼につられて、セリウスたちも慌てて後を追った。

 掲示板には羊皮紙に書かれた依頼票がぎっしりと並んでいる。だが、思っていた以上に空白の釘が目立った。

「あっれ? 『洞窟コウモリ退治』の依頼票が見当たらないな」

 リディアが首を傾げながら、紙の束を一枚ずつ確認する。

「誰か別の方が、既に受注してしまったのではないですか?」

 レオンが冷静に指摘する。

「えぇー? 見習い冒険者用の依頼なんて、誰もやりたがらないと思ってたのに」

 リディアが頬を膨らませる。

「むしろ逆に、こういう雑用じみた依頼は、稼ぎが少なくても安全だから、初級の冒険者に人気なんじゃないか?」

 アランが淡々と自説を口にする。

「つまり、我々が出遅れたというわけだな!」

 オルフェが胸を張って宣言したが、その内容はただの事実であり、誰も突っ込む気力を失っていた。

「……じゃあ、どうする? 別の依頼を探す?」

 セリウスが仲間たちに視線を送る。

 掲示板には『ゴブリン討伐』『薬草の採取』『迷子のペット探し』など、残り物の依頼票が数枚だけ残っていた。

 掲示板に残された依頼票を前に、五人は自然と円を作った。

「『迷子のペット探し』はないな」

 アランが真っ先に切り捨てる。

「見つからないペットを延々
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